◎2009年4月から9月初旬にかけて~

ナチュラルリボーンとしては、活動開始後初めての大きな活動になるのではないでしょうか?

今回のこのイベントは、特にメンタル疾患だけに焦点を絞らず、自分たち、カウンセラーやメンタル疾患患者への支援者や、メンタル疾患患者に直接影響のありそうな問題や、事柄などを専門家や政治家などを呼んで話してみよう、という気軽な勉強会、自習会を目指して始めました。

そのため、場所も神田の「タイムトリック」というお店に選んだという経緯がありますし、MCの吉田みなみさんも、なるべく硬くならない感じを目指しました。

さて、内容なのですが、まず今回のゲスト講師の古賀 壮志日野市市議会議員と共に法律上の問題や、どう動くほうが良いのか、などを話す、意見を交換するという形で行っております。

その中で、実際にあったこととして、ひとつにいわゆる妄想を悪化させてしまったがために、カウンセラーや心療内科医が訴えられる可能性のある問題などを話していました。

これは、例えば「転移」と呼ばれる減少が起るのですが、それを利用しての治療というのがあったりします。

過去の好ましい人物の好ましい状況をカウンセラーに投影し、擬似恋愛的になったりするそれをカウンセリングや、治療の段階で利用するのは、方法論として確立しているのですが、それを知らない人の勝手な思い込みで、もてあそんでいる、侮辱しているとされる可能性もあるのです。

実際に、インターネット上の情報や、簡単なガイド的な著書などをみただけの人が、良く知らずに介入し、または自分も治療ができる、相談に乗ることができる、と行動を起こしたときに勘違いから大きな問題に発展してしまうことも少なくありませんし、実際にそういった事態も無いわけではないのです。

カウンセラーや、心療内科医等が逆転移(患者の場合の逆が起る、あるいは起こす)をしてこれも治療に応用することもありますし、ぱっと見ただけの状況では、専門的な知識や技術を持たない限り、正確な判断はできません。

ですが、その状態で、思い込みで騒ぎ立て、法的な問題だとか倫理の問題と騒がれ、裁判沙汰になるところも少なくないのです。
ただし、現在は医師もカウンセラーなども、治療行為として正しければ守られるのですが。

ここで、古賀議員にお話いただいたのは、現在人権を守るために新しい法案を作ろうとしていることと、その法案を作る人があまり現実の問題を調べつくしてないということでした。

人権を守ること、それに関しては当NPOも依存はありませんし、できれば守って欲しいのですが、古賀議員の説明によるこの法案は、人権侵害の規定がなされていないこと、が問題のひとつとしてあることだそうです。

つまり、人権侵害は人権侵害だ!ということで、人権侵害だと思った時点で人権侵害になってしまう。

それは例えば、上司が部下に対して重圧をかけてメンタルに変調をきたすようになり、そのことを指摘して改善してくださいといっても
「上司である自分を妬んで、陥れようとする人権侵害だ!」
と訴えられたら、それで人権侵害が確定してしまう危険の可能性を持っているということになりますし、同時にメンタルに不調を持っている人に、心療内科やカウンセリングを勧めても、病人扱いされた、ひどい差別をされたという風に訴えることで、人権侵害が確定してしまう、という可能性があるのだそうです。

それは、警察とは別に、立法、司法の機関とは別に動く独自の機関を作るために、それが礼状無しで家宅捜査をし証拠を集めることが出来る、という組織が生まれることにもつながり、一時的な混乱による、メンタル疾患患者の悪く言えば被害妄想による、訴えを即実行に移す可能性だってある、ということになりますし、そのことに対する調査方法や、人権侵害の規定がない以上、医師とは違うカウンセラーやケアマネージャーなどは法的に守られることは無い、ということになってしまうことだってありえるのだそうです。

もともとは、国連が勧告したことによる、ということなのですが、日本にそういった人権を守る組織、システムが無いという話からだったそうです。

ただし、すでに人権擁護委員は各地域に存在しておりますし、外国の求める形ではなくとも、人権は守られている、そのような組織を存在させねばならないほど、人絹侵害のひどい状態があるわけではないし、現行法で十分対処できるものなのだそうです。

が、この法が通った場合、法的にも社会認知的にも、存在として弱いカウンセラーなどは、治療行為そのもの、あるいは相談に乗っているだけという好意そのものが、地雷原で踊りを踊るようなことになり、何も知らない、あるいは中途半端な情報で行動する人によって、訴えられる可能性がでかい、とということにもなりそうな状況、なのだそうです。

多くの政治家や行政に関わる人は、この人権擁護という言葉だけを一人歩きさせてしまい、実際の精神福祉、それだけではなく障害者福祉や教育、生活の場の情報を集めることはしてないがために、法案を作ることだけが、一人歩きしてしまっている状況でもある、といえるのかもしれません。

他に、メンタルの問題の所為で仕事が長く続けられず経済に困窮した人が、偽装結婚をしてしまった話などから、外国人の参政権の問題もあることがわかったりしました。

例えば、海外の犯罪集団、組織がそういったメンタル疾患を持つものを食物しようとしたとき、自分たちのコミュニティを作り、自分たちに有利な法をつくらせようとしたら?
そして、そのコミュニティの問題を指摘することができない、だけならまだしも、そのコミュニティの中にメンタル疾患を悪化させてしまったものを引き込み、偽装結婚などで海外の女性を呼び込んだら…

多くの違法の入国をさせられた女性が行く着く先は、違法な性産業ですが、そこに従事するがために、犯罪組織に利用され続けるがために精神を壊してしまう女性も多いと聞きます。

ですが、それらの女性を救うすべは今もあまりありません。

そんな中で、メンタルトラブルを持つ人たちをさらに利用されやすい環境ができあがったら、と思うとぞっとするものなのですが、
「どんなことでもいいんです。小さい情報でもこの法のこれで助かったということでも、こうして欲しい、こういうことは止めて欲しいなどの事を政治家や行政に伝えてください。」
という内容の古賀議員の言葉に、自分たちが本来、政治に対して行政に対してアプローチをしなければならない、という事を忘れてただ情勢に流されているだけ、ということの多いことにも、気づかされたイベントだった、と思っています。

また、参加者の方との質問や意見にも真摯に考え、しっかりと意見を聞き、考えてくれる古賀議員の姿は、自分たちもちゃんとした政治家を見つけたらまじめにアプローチをかけて、意見をいい、意見をもらうということを考えていく必要を感じ、これからの活動にも生かしていこう、と思いました。

ちなみに、このトークイベントは定期的に行っていく予定でいますので、次回は12月6日を予定しております。
また、別の方ですが政治家の方を呼んでのトークセッションとなると思います。よろしければ、足をお運びください。

今回のゲスト講師古賀 壮志議員からのメッセージビデオはこちらです

トークセッション「気になる第1回」終了に寄せて

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